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「Adobe PDFやMS Excelなどの情報共有を強化」--より使いやすくなったFileMaker Pro 8

斎藤卓也

2005-11-16 08:41

 ファイルメーカーのデータベースソフト最新版「FileMaker Pro 8」が2005年11月15日に発売された。データベースソフトとしては、マイクロソフトの「Microsoft Access」などが有名だが、FileMaker Proは直感的で分かりやすく、使いやすいなど、操作性の良さやその簡単さで評判がある。また、Windows版とMac版があるため(Microsoft AccessにはMac版がない)、WindowsとMac両方でデータを共有することができるのも特長だ。

11月15日より販売が開始されたFileMaker Pro 8

 そもそもデータベースソフトとはどのようなものなのか? 簡単に説明しておこう。簡単な例では個人の住所録やメールアドレス管理、家計簿のようなものもデータベースソフトを使うと効率的に管理できるものの1つだ。「そんなものはExcelなどの表計算ソフトでもできる」と言われそうだが、データベースソフトを使うとさらに効率良く本格的にデータを管理することができる。

 データベースソフトは、表計算ソフトとは違い、1つのデータをもとに、いろいろな形式で表示させることができるため、さまざまな角度からデータを分析することが可能になる。例えば、1つの住所録のデータから、年賀ハガキの宛名印刷をしたり、50音順の住所一覧表を作成したり、名前から電話番号を検索したり、友人だけのメールアドレス一覧表を作成したりなど、いちいち別々にデータを作らなくても、1つの住所録のデータをもとにして、さまざまなな表示、検索、印刷などを行うことができる。

 今回、バージョンアップされたFileMaker Pro 8の新機能や特長は、次のとおり。

  • PDF Maker:Adobe PDFファイルとして結果を保存することができるようになった。これにより、FileMaker Proで作成した結果を、広く普及しているPDFファイルで配布することができる。
  • Excel Maker:FileMaker ProのデータをMicrosoft Excelファイルとして出力することができるようになった。これにより、FileMaker ProのデータをMicrosoft Excelで開き、処理、表示することが簡単にできる。
  • Fast Send:画像、書類、Excelファイルやその他多数のどんなフィールドのデータであっても、FileMaker ProからEメールで送信することができるようになった。
  • Fast Match:フィールドから情報を選択し、マウスをワンクリックするだけで、該当レコードをすべて検索することができるようになった。検索条件の絞込みや拡大なども含め、すべての検索を文字入力なしにマウスのクリックのみで行える。
  • オートコンプリート:過去のエントリーや値一覧に基づき、フィールドに入れるコンテンツを自動的に入力することができるようになった。これにより、大量のデータ入力時にすべてのフィールドを入力しなくても、予測値が自動的に入力されるため、入力時間、労力を低減することができる。

    どのフィールドでも追加できるようになったドロップダウンカレンダー。

  • ドロップダウンカレンダー:どのフィールドであっても、ドロップダウンカレンダーを追加することができようになった。日付を入力したいときには、カレンダーが表示され、そこから日付をクリックして選ぶだけでよいため、より迅速かつ正確に日付を入力することができる。
  • Layout Alignment Tools:複数のフィールドを一線上に揃えたり、オブジェクトをグループごとに同じ大きさにレイアウトすることができるようになった。
  • Email Merge:スクリプトを定義することなしに、いくつかの簡単なステップを踏むだけで、複数の人や組織あてのEメールを作成することができる。
  • テーブルのインポート:FileMaker Pro 8にテーブルをインポートすると、自動的に新しいテーブルを作成されるようになった。
  • 機能強化されたリレーションシップグラフ:1つのテーブルをクリックするだけで、関連するすべてのテーブルを閲覧することができるようになった。ノートを付けることもできる。
  • タブコントロール:複数のタブが付いたパネルを作れるようになった。情報をタブ切り替えのみで、さまざまな角度から分析することができる。
  • ホイールマウスのサポート:Appleの新しいMighty Mouseも含め、ホイールマウスに対応したため、レコードやフィールドをマウスのホイールで高速にスクロールすることができるようになった。
  • 視覚的なスペルチェッカー:誤ったスペルの単語を下線で示す、Microsoft Wordのようなスペルチェック機能を装備した。

 FileMaker Pro 8 Advancedは、従来のFileMaker Developerを名称変更してバージョンアップした製品である。FileMaker Pro 8 Advancedには、FileMaker Pro 8のすべての機能に加えて、開発ツールやカスタマイゼーションツールが含まれている。

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