インターネットイニシアティブ(IIJ)は11月17日、企業向けオンラインストレージサービス「IIJドキュメントエクスチェンジサービス」のセキュリティ機能を強化した新バージョンを、12月1日より提供開始すると発表した。
IIJドキュメントエクスチェンジサービスは、IIJが運用するストレージサーバのディスクエリアにファイルをアップロードし、大容量ファイルのデータ共有を可能にするサービスだ。SSLによる暗号化通信や、ユーザー毎のアクセス認証および制御機能も装備している。
今回提供される新バージョンでは、ファイルアップロード時の自動ウイルスチェックやアクセス元IPアドレスによるアクセス制限機能でセキュリティを強化した。企業のグループワークを支援するため、プロジェクト単位で利用できるユーザーグループの導入、ファイルアップロードを知らせる更新通知メールの送信、画像のサムネイル表示機能、ファイルやフォルダへのコメント設定機能なども追加された。そのほか、更新履歴から特定日時のファイルを取り出せるリビジョン管理機能も採用されている。
価格はすべて税込で初期費用が4万円、基本料金(50アカウント/1Gバイトの利用料を含む)が2万円。追加アカウント料金は10アカウントあたり3000円、追加ディスク料金は1Gバイトあたり1万円となっている。基本契約時のユーザーグループ数は5個までで、最大数は最大アカウント数の10分の1になる。なお、300アカウントまたは20Gバイトを超える場合には個別見積もりになる。
IIJでは新規ユーザーを対象として、2006年2月末まで月額無料となるキャンペーンも実施する予定だ。