東芝ソリューションとサン・マイクロシステムズは11月28日、個人情報保護対応のID管理認証基盤システムの構築で協業することを発表した。東芝ソリューションは同日より、「従業員証ICカードソリューション」の受注活動を開始する。
両社は、東芝ソリューションの従業員証ICカードシステム「TARGUSYS」と、サンのシングルサインオン/ID管理製品「Sun Java System AccessManager」を組み合わせ、さらに個人情報対応の管理機能を拡張。顧客企業自身による従業員証ICカードの印刷/発行から企業全体のID管理までをサポートするシステムとなる。また、Sun Rayにも対応する。
今回、拡張された個人情報保護対応機能は、経済産業省ガイドラインに基づくパスワードポリシーの設定機能やログの管理、アクセスの監査機能などを東芝ソリューションが独自に実装したもの。東芝ソリューションにとっては、個人情報保護対応基準(PDPS3:Personal Data Protection Standard for Solution Systems)に準拠したソリューション第2弾となる。
両社は、個人情報保護法への全社対応を求められている企業を対象に、共同で販売促進活動を行っていく。