三井物産セキュアディレクション(MBSD)は12月1日、米Mirage Networksの検疫ネットワークエンジン「Mirage NAC 2.3」と、同エンジンを搭載したセキュリティ装置「CounterPoint」のエントリモデル「C-125」について、国内販売を開始した。
MBSDによると、「従来の検疫ネットワーク製品は、サーバやPCなどがネットワークに接続されたときに検査するものが中心」という。それに対し、Mirage NAC 2.3は接続済み機器のセキュリティ状態も継続的に確認し、問題を発見した場合にはほかの機器との通信を遮断して隔離する。隔離した機器の通信先をパッチ管理サーバなどに変更することで、パッチ適用なども実施可能である。導入にあたって、特別なネットワーク機器の設置や、クライアント機器へのソフトのインストールが不要なので、安価に検疫ネットワークを構築できる。
同時に販売を開始するC-125は、小規模ネットワーク向けのエントリモデル。MBSDは、大規模ネットワーク向けの「C-245」と、中規模ネットワーク向けの「C-145」も用意している。各モデルの概要と税別価格は以下のとおり。
- C-125
対応VLAN数:2
スループット:100Mbps
監視用ポート:2
保護対象ホスト数の目安:約50台まで
価格:98万円 - C-145
対応VLAN数:8
スループット:400Mbps
監視用ポート:4
保護対象ホスト数の目安:約500台まで
価格:270万円
- C-245
対応VLAN数:32
スループット:1Gbps
監視用ポート:4
保護対象ホスト数の目安:約2000台まで
価格:365万円
MBSDでは、CounterPoint製品系列の全体で、2006年度末までに年間200セット、5億円の売り上げを目指すとしている。