東芝ソリューションとサン・マイクロシステムズは12月5日、電子文書や電子メールなどの非定型データ管理を目的に、東芝ソリューションのXMLデータベース「TX1」と、サンのCMT(チップ・マルチ・スレッディング)プロセッサを搭載した次世代Solarisサーバを組み合わせたプラットフォームの推進で協業すると発表した。東芝ソリューションは、2006年1月より同プラットフォームの販売を開始する。
この発表により両社は、TX1と次世代Solarisサーバを組み合わせ、大容量のデータを高速に検索でき、かつ高いスケーラビリティを持つXMLデータベースのプラットフォームを提供する。企業内に大量に存在する情報を全社レベルで一元的に管理できるプラットフォームとして、利用者の増大に対応可能なソリューションとして売り込む計画だ。
すでに東芝ソリューションはこの組み合わせを検証済み。さらに、次世代CMTプロセッサとマルチスレッド対応を強化したTX1による検証を進め、より大規模な環境にも対応できるXMLデータベースのプラットフォームを実現したい考えだ。
両社では、評価、チューニング、検証を共同で進めるほか、主に企業コンプライアンスに向けてマーケティング活動でも協業する。