日本IBMは12月7日、ファイルサーバ用途に特化させた新型サーバ「IBM eServer xSeries 226 Storage Server(x226 Storage Server)」を12月14日から出荷すると発表した。ストレージサーバOSであるMicrosoft Windows Storage Server 2003 Standard Editionが導入済みで、購入後すぐに運用を開始できる。
ハードディスクインターフェースがシリアルATA(SATA)の「シンプルスワップSATAモデル」と、Ultra320 SCSIの「ホットスワップSCSIモデル」という2モデルを用意する。RAIDコントローラは、SATAモデルがServeRAID 7t、SCSIモデルがServeRAID-6i+。SATAモデルは、標準構成でOS用とデータ用合わせて1テラバイトのハードディスクが内蔵される。SCSIモデルには、合計72.8Gバイトのホットスワップ対応ハードディスクが搭載される。最大容量は、SATAモデルが1テラバイト、SCSIモデルが1.2テラバイト(データ領域)。
筐体はタワー型だが、オプションで4Uサイズのラックに格納できる。事前障害検知機能(PFA)や障害カ所を示す診断LED、OSのハングアップを検知して自動的にリスタートするASR(Auto Server Restart)などを装備する。外付けハードディスクの接続が可能なほか、テープ装置へのバックアップもできる。
そのほかの主な仕様と税別価格は以下のとおり。
- シンプルスワップSATAモデル
プロセッサ:インテルXeonプロセッサ(3GHz)
メモリ:512MバイトECC×1(標準)、4Gバイト(最大)
価格:41万円
- ホットスワップSCSIモデル
プロセッサ:インテルXeonプロセッサ(3.40GHz)
メモリ:512MバイトECC×2(標準)、4Gバイト(最大)
価格:46万円