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「サーバ統合ではIBMよりも優位な技術がある」--日本HPが仮想化製品を拡充

ニューズフロント、田中好伸(編集部)

2005-11-29 22:43

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は11月29日、インテルItaniumプロセッサ搭載サーバ「HP Integrity」に向けたIT統合取り組みの強化を発表した。サーバ仮想化製品を拡充するほか、IT統合支援サービスの強化と、他社製Unix環境からHP-UXへの移行支援サービス提供を実施する。

 日本HPは、サーバ仮想化製品の拡充策として、Integrity上で稼働する仮想化製品系列「HP Virtual Server Environment(VSE)」に、ソフトパーティショニング機能を提供する「HP Integrity Virtual Machines(HPVM)」と、仮想化環境管理ソフト「HP Integrity Essentials Capacity Advisor」「HP Integrity Essentials Virtualization Manager」の3製品を追加する。

 HPVMは、税込み価格が31万5000円で、HP-UX 11i版を2005年12月より、LinuxおよびWindows版を2006年末より提供する予定だ。Capacity Advisorは、Virtualization Manager込みで36万9600円。Virtualization Manager単体は21万円。いずれも2006年1月に提供を開始する。

 日本HPのエンタープライズストレージ・サーバー統括本部でOEプロダクトマーケティング部長を務める栄谷政己氏は、HPVMについて「オープンソースの仮想化ソフトであるXenとは異なる。現在のXenでは基本ソフト(OS)に手を加える必要がある。しかしHPVMは、OSに手を加える必要がない、完全仮想化だ」と説明する。

 日本HPは、数百台規模のサーバで構成される仮想環境でシステム状況に応じたリソース再配分をリアルタイムに自動実施する管理ソフト「HP Integrity Essentials Global Workload Manager」についても、2006年1月に販売を始める。税込み価格は46万2000円。また、2006年初旬より、高可用性ミドルウェア「HP Serviceguard」製品に対してVERITASクラスタファイルシステム(CFS)などへの対応を実施し、仮想化環境における可用性強化を図る。

 日本HPでは、サーバを電気的にハードウェアレベルで分割する「nPartitions」(nPars)と呼ばれる技術を2000年から採用。また2001年からは、単一のハードパーティション内に複数のOSイメージを実現する「Virtual Partitions」(vPars)と呼ばれる技術を実現している。

 栄谷氏は「日本HPのvParsに相当するソフトパーティショニング機能は、IBMでも利用している。しかし、IBMには、nParsに相当するハードウェアパーティショニング技術を持っていない。サーバ統合では、ソフトとハードの両面での仮想化技術が必要だ」と説明し、サーバ統合の分野では日本HPが優位にあると強調している。

 一方、サービス面については、既存のIT統合支援サービス「ITコンソリデーション基本構想策定サービス」に上述の新しい仮想化技術を取り込み、内容を強化する。強化版サービスの税込み参考価格は262万5000円から。2006年1月に提供を開始する。

 さらに、Solarisなど他社製UnixからHP-UXへの移行を支援する新サービスとして、「HP-UXプログラム開発・ポーティング支援Expressサービス」を提供する。これは、CやC++、Javaなどで開発された他社製Unix用アプリケーションをHP-UX環境に移植する際に、技術面から作業支援をするサービスである。SolarisからHP-UXへの移行を支援する米Hewlett-Packardのツール「STK/SHPK」についても、使用方法などの質問に応じる。問い合わせ5件、3カ月間有効時の税込み参考価格は52万5000円。2005年12月より提供する。

 栄谷氏は「Solarisを利用している企業ユーザーに、HP-UXへの乗り換えを促進させていきたい」と意気込んでいる。

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