編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

「IPSecからSSL-VPNへの乗り換えが進み、市場は急拡大する」--米アベンテイルCOO

田中好伸(編集部)

2005-12-10 12:53

 「VPN市場ではIPSecからSSL-VPNへの乗り換えが進みつつある」--。SSL-VPNアプライアンスを提供する米AventailでCOOを務めるLewis Carpenter氏は、SSL-VPN市場は大きな成長を果たすと見通す。

 現在、VPN接続では一般的にIPSecが用いられているが、Carpenter氏は「IPSecに慣れてきた技術者はIPSecの問題にも気付き始めている」と話す。その問題とは「ノートPCなどのモバイル端末からのリモートアクセスにIPSecを用いると、管理が非常に煩わしい」(Carpenter氏)というものだ。Carpenter氏によれば、「その問題を解消するために、ネットワーク管理者やシステム管理者は、管理が簡単なSSL-VPNを選択する傾向がある」という。

「境界がどこにあるのかわからなくなっている」Lewis Carpenter氏

 だが、SSL-VPNへの乗り換えは、管理コストの問題だけではないと同氏は説明する。

 「かつて企業のネットワークは、ファイアウォールによって簡単に外と内とを分けることができた。はっきりとした境界があった。しかし、現在は、海外からもノートPCで企業のネットワーク内にあるリソースを使いたいというニーズ、社内のアプリケーションやデータベースを使いたいというニーズに応えるために、企業のネットワークの境界がどこにあるのかわからなくなってしまっている」(Carpenter氏)

 このような状況下では、あらゆるアクセスポイントにセキュリティ上のリスクが潜むために、企業のネットワークへのアクセスは、実質的に「リモートアクセス」として捉えざるを得なくなっている。Carpenter氏は、このような状況からも、SSL-VPNへの乗り換えが進み、SSL-VPN市場の拡大は今後、急速に進むと見ている。

 「ある調査会社は、2004年に世界全体で100万ドル強だったSSL-VPN市場は2008年に700万ドル強になるとの予測を出している」(Carpenter氏)

 ちなみにAventailは12月7日に、SSL-VPNアプライアンス「Aventail EX-2500」を発表している。同製品シリーズのEX-1500の同時接続数は最大1000だが、EX-2500では同時接続数が2000まで対応可能となっている。日本国内での販売時期、価格は未定。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

関連記事

関連キーワード
クラウド基盤

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]