日本SGIは12月14日、アドビシステムズと双方向Webコミュニケーションプラットフォーム「Macromedia Breeze(マクロメディア・ブリーズ)」に関する戦略的提携を締結したと発表した。
日本SGIはBreezeのTelephony API(Application ProgrammingInterface)の開示を受け、IP電話サービス向けのSIP(Session Initiation Protocol)サーバ接続ゲートウェイを開発。Breezeを基盤としたエンタープライズ分野向け新ソリューションを開発し、その販売を開始する。
今回の提携で日本SGIは、2006年春をめどにSIPサーバ接続ゲートウェイを開発し、IP電話においてWebコミュニケーションサービスを利用できる仕組みとして販売する計画だ。これに続いて、Telephony APIを利用したソリューションを順次投入する。
今後、日本SGIは開発するSIPサーバ接続ゲートウェイを国内のパートナー各社に対して、OEM(相手先ブランドによる販売)も含めて提供したい考え。両社は、これまでもFlash Playerの最新版であるFlash Player 8に日本SGIが独占販売権を持つOn2 VP6コーデックを対応させるなどで協業の実績がある。
今回の提携は、日本SGIが11月に発表したコンテンツ・ライフサイクル・マネジメント・ソリューション体系である「SiliconLIVE!」の一環でもあり、日本SGIはコンテンツビジネスの拡大を目指している。