オープンソース・ジャパン(OSJ)とソフトステートは1月5日、大学向けの出席状況分析ウェブシステム「Student Care on LAMP」の販売を開始した。
Student Care on LAMPは、八戸工業大学とソフトステートの産学協同で開発した出席分析システムをベースとしたオープンソースのウェブシステムで、学生の出欠管理データから出席状況を分析することが可能だ。出欠状況を週間ごと、日別時間割形式で把握でき、休みがちになった要因を分析し適切な教育支援やケアを実施することで留年や退学者を減らすことを目的としている。すでに八戸工業大学では3年間の運用実績を持ち、留年や退学者の削減に成功しているという。また日本技術者教育認定機構による認定を工学部3学科で取得するにあたって、このシステム活用による教育の質の向上が評価ポイントになったとしている。
価格は基本パッケージが100万円で、オプションとしてPDF帳票出力機能と出席管理機能が各100万円だ。OSJは営業とシステム構築、カスタマイズ、一次サポートを担当。ソフトステートがシステム構築支援と二次サポートを担当する。販売当初は関東を中心に10校を対象とした限定導入を実施し、モニター調査をする予定だ。地方大学に向けては地域のパートナーを募集し、全国展開を目指す。