日立製作所は1月23日、企業向けの軽量ノートPC「FLORA 210W(NL6)」2モデルと、A4オールインワンノートPC「FLORA 270W(NB9)」5モデルの販売を1月24日に開始すると発表した。また、同社製PCなど向けオプションとして、コンパクトなUSB指静脈認証装置を1月31日に発売する。
FLORA 210WとFLORA 270Wはセキュリティチップを搭載し、データ暗号化時の暗号鍵をセキュリティチップに保存する。USB、シリアル、パラレルなどのインターフェースの使用制限を行うアクセス制御ユーティリティ「SECUREDA」を利用すると、重要データの外部への不正持ち出しを防ぐことができる。
ハードディスク上のデータを消去するソフト「CLEAR-DA FLORA Edition」や、データバックアップソフト「BACKUP-DA FLORA Edition」によるデータ保護機能の強化、きめ細かな省電力設定が行える電源管理キット「SAVINGDA」と画面拡大ソフト「画面拡大」により使い勝手を向上させている。プリインストールOSはWindows XP Professional(SP2)。
基本モデルの主な仕様と税込み価格は以下のとおり。
- FLORA 210W(PC8NL6-XGL130C10)
プロセッサ:インテルPentium Mプロセッサ753超低電圧版(動作周波数1.20GHz)
ハードディスク:40Gバイト
メモリ:256Mバイト(PC2-3200 DDR2 SDRAM)
画面:12.1型XGA
税込み価格:21万3150円
- FLORA 210W(PC8NL6-XG1130C20)
プロセッサ:インテルCeleron Mプロセッサ370(動作周波数1.50GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2-3200 DDR2 SDRAM)
画面:12.1型XGA
税込み価格:17万8500円
- FLORA 270W(PC8NB9-XFB2CBA10)
プロセッサ:インテルPentium Mプロセッサ760(動作周波数2GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2700 DDR SDRAM)
画面:15型SXGA+
税込み価格:24万2550円
- FLORA 270W(PC8NB9-XFA2CBA10)
プロセッサ:インテルPentium Mプロセッサ760(動作周波数2GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2700 DDR SDRAM)
画面:15型XGA
税込み価格:22万8900円
- FLORA 270W(PC8NB9-XFD2CBA10)
プロセッサ:インテルPentium Mプロセッサ740(動作周波数1.73GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2700 DDR SDRAM)
画面:15型SXGA+
税込み価格:20万8950円
- FLORA 270W(PC8NB9-XFC2CBA10)
プロセッサ:インテルPentium Mプロセッサ740(動作周波数1.73GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2700 DDR SDRAM)
画面:15型XGA
税込み価格:19万5300円
- FLORA 270W(PC8NB9-XF12CBA10)
プロセッサ:インテルCeleron Mプロセッサ370(動作周波数1.50GHz)
ハードディスク:40Gバイト(Ultra ATA/100)
メモリ:256Mバイト(PC2700 DDR SDRAM)
画面:15型XGA
税込み価格:16万9050円
一方、指の静脈パターンを利用して本人認証を行う指静脈認証装置を、同社の「FLORA」「FLORA Se」シリーズ向けに提供する。大きさ50(幅)×75(奥行き)×28(厚さ)mm、重さ約60gで、容積および質量を従来製品の約2分の1以下とした。FLORAシリーズではWindowsログイン時のパスワード入力を、FLORA Seシリーズでは認証デバイス「KeyMobile」のパスワード入力を、指静脈による本人認証に置き換えられる。
対応OS(Windows XPまたはWindows XP Embedded)や対応機種の違いに応じ、4モデル用意する。税込み価格はいずれも3万1500円。