インテルは2月15日、組み込み機器向けデュアルコアプロセッサ「インテルCore Duoプロセッサ」の動作周波数2.0GHzモデルと1.66GHzモデルの量産出荷を開始した。1000個ロット時の単価は、2.0GHz版が423ドル、1.66GHz版が316ドル。
両プロセッサは、内蔵する2つの演算コアでそれぞれ個別にOSを実行できるため、「カスタムアプリケーションの設計がより柔軟になる」(同社)という。拡張版インテルSpeedStepテクノロジーを採用しており、処理負荷に応じて演算コアやキャッシュメモリ、インターコネクトの動作電力を動的に増減させて、電力を管理できる。対応チップセットは、「モバイルインテル945GM Expressチップセット」となる。
インテルでは「演算処理をマルチスレッド化してデュアルコアのメリットを最大限生かすため」として、コンパイラやパフォーマンスアナライザ、スレッドチェッカなどのソフト開発ツールも用意している。