ガートナージャパンは2月27日、2005年の日本サーバ市場の出荷実績を発表した。同社によると、2005年の日本サーバ市場は、台数が58万682台と14.3%増加したものの、金額では0.2%増の6140億円とほぼ横ばいとなっている。
PCサーバ(x86プロセッサ搭載サーバ)とハイエンド向けのItaniumサーバ市場は成長した一方で、単価の高いメインフレーム、オフコン、UNIXサーバ(RISCプロセッサ搭載UNIXサーバ)が減少したためとみている。
出荷台数のベンダーシェアでは、NECが首位をキープ。デルが前年比27.3%増と急追して2位をキープ。HPは3位を守った。4、5位はそれぞれ富士通、IBMで、前年と変わらず。両社の伸び率は上位3社より低く、てこ入れが必要だ。
出荷金額では逆転し、首位IBM、2位が富士通。ただし、両社は金額ベースでマイナス成長で、19.4%伸びた3位のHPと2位富士通の差はわずか。離れた4位はNECで、同社も16.0%の成長。大きく離れて5位は、マイナス成長となった日立製作所。デルはランク外だった。