日立ソフト、「Adobe LiveCycle」のセキュリティや使い勝手を向上する新製品

ニューズフロント

2006-03-27 14:38

 日立ソフトウェアエンジニアリングは3月27日、アドビシステムズのPDF関連製品「Adobe LiveCycle Policy Server(APS)」および「Adobe LiveCycle PDF Generator(PDFG)」の機能を強化する新製品として、「活文BizCabinet for Adobe LiveCycle Policy Server」「活文PDFstaff[PDFG対応版]」「活文PDFstaff Migration Kit for Adobe Acrobat Distiller Server」を発表した。いずれも4月3日に提供を開始する。

 Adobe LiveCycleは、アドビの共通文書処理サーバプラットフォームに対応した製品群。そのうちAPSは、PDF文書に対して閲覧時の認証、印刷可否制御、強制失効、閲覧期限、透かし文字、履歴トレースなどの制御機能を付加し、セキュリティ強化を図る。PDFGは、サーバ側で動的にPostScriptファイルからPDF文書を生成するサーバソフトである。

 日立ソフトの発表した3製品は、こうしたAdobe LiveCycleの機能を補完する。それぞれの概要は以下のとおり。

  • 活文BizCabinet for Adobe LiveCycle Policy Server
    APS上で稼働し、セキュリティの自動/強制設定、PDFの自動破棄機能を利用した生成から破棄までの文書ライフサイクル管理、PDFとのセキュリティ統合管理といった機能を付加する。サーバ1CPU当たりの税込み価格は294万円(100ユーザーライセンス)
  • 活文PDFstaff[PDFG対応版]
    PDFGと連携し、ユーザーにPostScriptファイルを意識させず、Microsoft Office、一太郎、各種画像、HTMLおよびテキストファイルなどから直接PDFに変換する機能を提供する。「活文PDFstaff [Adobe Document Server版]」の機能を限定した廉価版に該当する製品。サーバ1CPU当たりの税込み価格は144万3750円
  • 活文PDFstaff Migration Kit for Adobe Acrobat Distiller Server
    サーバ側でAdobe PDFを動的生成する「Adobe Acrobat Distiller Server」と互換性のあるAPIを提供する。同APIを利用すると、PDFG対応システムやパッケージの開発が可能となる。サーバ1CPU当たりの税込み価格は140万1750円

 日立ソフトでは、発売後1年間の販売目標額を8億円と見込む。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  2. セキュリティ

    MDMのよくある“12の悩み”を解決!Apple製品のMDMに「Jamf」を選ぶべき理由を教えます

  3. ビジネスアプリケーション

    生成AIをビジネスにどう活かす?基礎理解から活用事例までを網羅した実践ガイド

  4. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  5. セキュリティ

    「100人100通りの働き方」を目指すサイボウズが、従業員選択制のもとでMacを導入する真の価値

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]