日本オラクルとEMCジャパンは4月19日、内部統制強化や法令順守などに向けた文書ファイルの管理基盤構築に関して協業すると発表した。これにともない、日本オラクルが提供する情報管理システムなどのパッケージ製品「Oracle Collaboration Suite 10g」と、EMCジャパンのストレージ製品「EMC Centera」の連携を可能にした。
Oracle Collaboration Suite 10gは、企業内のファイルサーバやパソコン上にある文書ファイルの一元管理や共有ができる。また文書を読み取り専用状態に設定し、レコードとして保存する機能を備える。
EMC Centeraは、文書ファイルなどに、「コンテンツ・アドレス」と呼ぶ固有番号を割り振って管理して、不正アクセスや改ざんを防止する。
両製品を連携させることで、文書ファイルの作成や破棄までの過程を、厳格に管理できるという。またこれらを管理基盤として、会計/業務監査システム「Oracle Internal Controls Manager」など、ほかのオラクル製品とも、内部統制機能の連携を行える。