三菱電機(下村節宏社長)は4月6日、企業の内部統制ソリューション「三菱 内部統制ソリューション 内部統制整備/評価支援ツール」を8月1日に発売す ると発表した。製造・販売・保守は、三菱電機インフォメーションシステムズ (志岐紀夫社長)が行い、上場企業およびその連結子会社を対象に、2年間で1 00セットの販売を目指す。価格は1575万円から。
新ソリューションは、財務報告で虚偽記載につながるようなリスクにどう対 応しているかを文書化する「文書化プロセス」をはじめ、リスクへの対応策の 有効性を評価する「有効性評価プロセス」、有効性評価で判明した欠陥や不備 を改善する「改善プロセス」など、財務報告に関連した内部統制評価の作業や 文書、データなどを体系・一元的に管理する。親会社と子会社を連結して管理 し、確認したい事項を属性検索や全文検索で一覧表示できる。
ドキュメント類の変更作業を支援する機能を搭載しており、組織改正など対 象箇所の多い修正を効率化できる。例えば「経理部」「部長」が「財務課」 「課長」に変更となる場合、あらかじめ定義した役割情報でドキュメントの該 当データを一括変換し、手修正で全該当箇所をメンテナンスする手間を省ける。
導入初期など大量のデータを入力する場合、Excelでの一括入力が可能。オ プション機能で固有名詞を統一したり文書表現方法を統一したりする機能も備 えており、文書表現の標準化も支援する。