独立行政法人情報処理推進機構(IPA)、NEC、日立製作所、富士通は5月10日、ビジネスグリッド技術を活用した情報システムの運用を高度化、効率化するために関連技術の標準化を実現することを目的とした「ビジネスグリッド推進コンソーシアム」を、2006年5月11日付けで設立することを発表した。
ビジネスグリッド推進コンソーシアムは、経済産業省のビジネスグリッドコンピューティングプロジェクトに参画していたメンバーが発起人となった。同プロジェクトで開発したビジネスグリッド技術がベースになっており、官公庁にとって承認しやすい仕様が受け入れられやすいことが特長。
同プロジェクトでは、海外の動向を踏まえながら、「基幹ビジネスに耐えうる高信頼性/安全性を備えたグリッドコンピューティング技術の開発」「実用化を見据えユーザ企業と連携した実践的な実証実験」「相互接続性の確保に向けた戦略的な国際標準化」などを推進している。
原則として会費は無料。