富士通と米Cisco Systemsは5月25日、共同ブランドのハイエンドルータ「Fujitsu and Cisco XR12400シリーズ」4モデルの国内販売を開始した。4スロットシャーシ構成時の税別価格は、844万4000円。2006年10月に出荷を開始する予定だ。
ルータ向けOS「Cisco IOS XR」の最新版を搭載し、スイッチング容量は80Gbpsから320Gbpsとなる。1スロット当たりの対応容量は2.5Gpsから10Gpsまで。今後、1スロット当たり数10Gbpsまで対応可能なモデルも提供していく。Cisco IOS XRの最新版は、GMPLS機能やSDR機能に対応した。
また、両社は、2005年5月に販売を開始したルータ「Fujitsu and Cisco CRS-1」に対し、マルチシェルフシステム追加による機能強化を実施する。これにより、スイッチング容量2.5テラbpsを実現できるという。将来は,2台から72台のラインカードシェルフと、1台から8台のファブリックシェルフという構成を可能とすることで、最大92テラbpsまで増強する。