FJBと富士通SSL、「ITガバナンス・アセスメントサービス」を提供開始

CNET Japan Staff

2006-06-07 19:38

 富士通ビジネスシステム(FJB)と富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)は6月7日、会社法と日本版SOX法施行に伴う新市場でのビジネス展開のために、新たに「ITガバナンス・アセスメントサービス」を開発したことを発表した。FJBが2006年6月8日より販売を開始する。

 ITガバナンス・アセスメントサービスは、IT全般統制にフォーカスした内部統制強化支援差サービス。「IT運用アセスメント」と「ITセキュリティ・アセスメント」の2つの観点から顧客に500問のヒアリングを行い、内部統制におけるIT全般統制の状況を評価。現時点でのセキュリティ、運営、管理の状況を可視化し、課題を明確化することができる。

 評価手法は、経済産業省発行の「システム管理規準」および英国政府作成のITILを取り入れ、FJBが独自に開発した「IT運用アセスメント」と、FJBと富士通SSLのノウハウを持ち寄って共同開発した「ITセキュリティ・アセスメント」がベースとなっている。

 診断を受ける企業は、ISO27001に基づいた質問に回答し、問題点の指摘を受ける。さらに改善指針が提示されるため、COBIT(米国の情報システムコントロール協会などが提唱するITガバナンスの実践規範)の思想に基づく業務項目ごとの自社におけるIT運用の成熟度を知ることができる。

 3年間で100社への販売が目標。運用関連サービスおよびセキュリティ関連サービスを合わせた「IT全般統制実施支援ソリューション」として、2006年度に200億円の売上を目指す。価格は300万円より。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]