三菱電機は6月19日、64ビット版Windows Server 2003 R2対応のデータ分析ソフト「DIAPRISM x64」の販売を7月18日に開始すると発表した。
DIAPRISMは、業務システムやPOSなどの売上データ、ブログのデータなど、さまざまなデータを統合して一括取り込みし、集計や検索を行うソフト。集計/検索結果は、Excelで可視化可能なデータ形式で出力する。
新たに、マルチコアプロセッサとWindows Server 2003 R2, x64 Editionを搭載するサーバ環境で実行可能としたことで、検索集計速度を従来に比べ最大2倍に高めた。また、集計検索方法を指定するクエリ文の長さを、従来比2倍の64Kバイトまで拡大し、これまで分割が必要だった処理を一括して済ませられるようにした。
製品としては、分析用データの抽出、加工、ロード、集計、検索といった機能を提供する「DIAPRISM x64ビジネスインテリジェンススイート」と、専用検索サーバを追加接続するためのオプション「DIAPRISM x64検索サーバー追加機能」を用意する。検索専用のサーバを接続できるようにしたことで、データ取り込みと検索集計の並行処理が可能になり、利用人数が増えても処理速度が低下しにくくなったとしている。それぞれの価格は以下のとおり。三菱電機では、年間200システムの販売を目指す。
ビジネスインテリジェンススイート
- 4CPU対応版:2100万円から
- 2CPU対応版:1260万円から
- 1CPU対応版:840万円から
検索サーバー追加機能
- 4CPU対応版:1050万円から
- 2CPU対応版:630万円から
- 1CPU対応版:420万円から
DIAPRISM x64の製造、販売、保守は、三菱電機インフォメーションテクノロジーが担当する。6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催される第11回データウェアハウス&CRM EXPOに出展する予定だ。