SAPジャパンは7月12日、ヨドバシカメラの物流センターが日本初の商用RFID(無線ICタグ)適用プロジェクトを5月30日に本格稼動させたことを発表した。
ヨドバシカメラは、このプロジェクトにおいてmySAP SCMのRFID対応製品「SAP Auto-ID Infrastructure(SAP AII)」を採用し、システム基盤となるSAP NetWeaverプラットフォーム上でSAP AIIとmySAP ERPとを連携させているという。
なお、SAP AIIは世界的に規格統一が進められている商品コード体系の「Electronic Product Code(EPC)」に標準機能として対応している。
今回のRFIDシステム立ち上げによって、ヨドバシカメラは、さらなるシステムの自律化を進め、業務プロセスの効率化と最適化を図るとしている。今回対象となった範囲は、入荷検品作業の省力化・正確性向上、仕入先との新入荷プロセス確立、在庫管理・仕入先管理を含めた業務自動化である。
このRFIDシステム構築プロジェクトは2005年末に発足し、実質6カ月未満での稼動を実現したという。