日本SGI(和泉法夫社長)、ヒューマンテクノロジーズ(藤村高寛社長)、KDDI(小野寺正社長)は、各社が提供するFeliCaリーダー/ライター搭載監視 カメラサーバー、勤怠管理ASP、FeliCa対応GPS携帯電話を連携させ、全社員の 統合管理ができる勤怠管理システムを開発、8月からシステム販売を開始する。
システムは、ヒューマンテクノロジーズの勤怠管理ASP「King of Timeモビ レコーダー」、日本SGIのFeliCaリーダー/ライターと監視カメラを搭載した マイクロサーバー「ViewRanger」、auのFeliCa対応GPS携帯電話で構成。社員 が持つ携帯電話に、携帯電話用アプリケーションプラットフォーム「BREW」上 で動作する打刻アプリケーションをインストールし、携帯電話からヒューマン テクノロジーズが運営する勤怠管理サーバーへ勤怠実績を送信することで、内 勤時や外勤時を問わずに出退勤等の時刻を打刻できる。
外勤時には、携帯電話のカメラで自分の顔を撮影し、撮影した顔画像にGPSの位置情報を付加して勤怠管理サーバへ送信することで、勤怠実績を打刻する。 送られた顔の画像はサーバー側に登録済みの顔画像と照合し、本人であるかど うかを確認、GPSの位置情報で打刻場所も確認する。一方、内勤のユーザーは、 FeliCaリーダーに携帯電話をかざすことで勤怠実績の打刻を行う。
管理者は、特別なシステムを構築することなく、インターネット環境があれ ば勤怠管理ASPにアクセスすることが可能。打刻の情報は、勤怠管理サーバー に自動的に蓄積され、出勤時間や労働日数などを自動的に計算した上で、給与 系システムなどに出力することができる。
ソリューションで提供するため、価格はシステムによって異なる。単体での 参考価格は、「King of Timeモビレコーダー」が1ユーザーが月額500円。「ViewRanger」はオープンだが、実勢価格は15万円から。対応する携帯電話は、現 在「W41H」と「W41CA」の2機種で、順次拡大する予定。