アコムと日本IBMは7月28日、アコムの営業事務に日本IBMの業務変革サービスを活用することに合意したことを発表した。
日本IBMは、アコムの連結子会社であるエイビーパートナー(ABP)に資本参加して5%の株式を保有、ABPがアコム向けに提供しているローン契約書類の管理を中心とする営業事務をBTO(ビジネス・トランスフォメーション・アウトソーシング)サービスとして受託する。契約期間は2006年8月から10年間で、契約金額は約130億円。
契約に先立ち両社は、アコムの文書管理プロセスを変革するため、4カ月間の検討作業を実施した。これにより、従来は紙で管理してきた書類のうち、約3400万枚を電子化して保管し、営業フロントオフィスからの問い合わせに迅速に対応できるプロセスを構築した。新プロセスでは、日本IBMが自社の契約書類を管理するために使ってきたドキュメント・イメージ・システムをカスタマイズして転用する。
アコムでは、今回の協業によってサービス範囲内の営業事務の生産性が約15%向上すると見込んでいる。