SAP ジャパンは10月3日、SOA(サービス指向アーキテクチャ)に基づいたシステム構築に必要な知識および技術を習得するためのトレーニングコース「Enterprise SOAを実現するSAP NetWeaver」を、2007年2月より開講することを発表した。費用は、18万9900円(税込)、申し込みの受付開始は11月中旬を予定している。
このトレーニングコースは、Javaなどを使用してSOA環境の実現を目指している開発者に加え、柔軟なビジネスソリューションの構築に携わる開発者等を対象としたもの。同トレーニングコースを受講することで、SOAに基づいた機能拡張やバージョンアップなどを必要とする顧客のニーズに対し、SAP製品を活用した最適なソリューションを提案できる。
トレーニングコースでは、SOA概論はもちろん、enterprise SOAを実現する最新ツールと、それを用いたコンポジットアプリケーション構築技法を理解することが可能。講義および実践的なハンズオンセッションで構成される3日間の体系的なコースにより、SOA実現の全体像を短期的に効率よく学習できる。
SAPが提唱する「enterprise SOA」は、統合プラットフォームである「SAP NetWeaver」を基盤に、SAPのERPだけでなく、既存のアプリケーションやJavaなどで開発したアプリケーションなどを統合し、新しいビジネスプロセスの構築および運用を可能にする。
なお、開発者がいち早く同コース内容を体験し、そのフィードバックを基により実践的なトレーニング内容を実現することを目的に、10月5日〜6日の期間にホテル日航東京(東京都港区)で開催される「SAP TechEd '06」において、同トレーニングコースの先行セッションが開講される。
同トレーニングコースの詳細は、準備が整いしだい、同社のウェブサイトで紹介される。