モジラ、「Firefox 2」を正式リリース

文:Candace Lombardi(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2006-10-25 07:40

 Mozilla Foundationは米国時間10月24日午後、「Firefox 2」を正式にリリースした。同ブラウザでは、セキュリティ機能とインターフェースに変更が加えられている。

 Firefox 2は、米国太平洋夏時間午後2時15分から無料ダウンロードが開始された。ダウンロードは公式サイトから可能となっている。

 「Firefox 2で最大の焦点となっているのは、堅牢性と効率性に確実に重点を置くことだ。つまり、セキュリティ、安定性、そして速度に重点を置き、このブラウザをユーザーが本当に必要としているものに変化させることだ」とMozillaで「現象学者」と呼ばれるMike Beltzner氏は語っている。

 刷新されたFirefoxは、新しいインターフェーステーマを採用し、フィッシング対策機能を内蔵するなどセキュリティ対策も向上している。また、ブラウザを再度開いた際に、前回閉じたときに利用中だったウェブページを元に戻すセッションメモリも搭載する。RSSフィードの読み込み技術にも変更があり、タイトルと1行目を表示するフィードのリスト表示が可能になった。

 また、タブ毎の「クローズ」ボタン配置を推奨するグループが、それに反対する大多数を押し切ったと、Beltzner氏は語っている。これまでは、バーの右側に「クローズ」ボタンが1つあるだけだった。これをクリックすると、最後に表示したものだけが閉じていた。

 Beltzner氏は、「Googleが視線トラッキングツールを使ってユーザビリティ調査を実施し、ユーザーがタブを最初に見ることが分かり、正しいタブを閉じようとしているのか判断するのに時間がかかる。先ごろ、NASAエイムスにタブの認識モデリングを行ってもらったが、タブにクローズボタンがあると、操作が速くなるだけでなく、より正確になった。彼らには、誤ってクリックしないための適切なタブ幅など、有益なデータを提供してもらった」と語っている。

 NASAの調査結果を見たMozillaの開発者は、どうしても間違ったタブを閉じてしまう場合があることにも理解を示した。ここから、「undo close tab(タブを閉じるのやり直し)」機能が生まれている。Beltzner氏は、「これは、閉じたばかりのタブを再度開く機能で、そのタブのページで何か入力をしていた場合は、その情報も復元される」と語っている。

 Firefox 2の新しいインターフェーステーマはシンプルにまとめたとMozillaでは述べている。ウェブフィード機能や丸みをおびたボタンを装備し、透明感が増しており、「Opera 9」に似た印象を与える。

 Firefox 2は、約5年ぶりに刷新されたInternet Explorer(IE)7をMicrosoftが発表した数日後にリリースされた。

 Beltzner氏は、「IE 7のリリースを素晴らしいと思う。同ブラウザは数年間、保守モードにあった。Firefoxを含めた他のブラウザは、ブラウザを使えばもっと何かができるということを考える機会を人々に与え、新しいこと(開発やブラウザに対する興味)を促進した」とBeltzner氏は述べる。

 Firefox 2は、Windows、Mac、Linuxマシン上で動作可能となっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ

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