キヤノンシステムソリューションズ(キヤノンSOL)とNECソフトは12月13日、メールフィルタリングソフトの最新版「GUARDIANWALL Ver7.0」と、同ソフトとウェブフィルタリングソフト「WEBGUARDIAN」を統合管理するセキュリティソフトの最新版「GUARDIANSUITE Ver4.0」の販売を、2007年1月10日に開始すると発表した。
GUARDIANWALLは、電子メールを保存・検査することで情報漏えいを防ぐメール用フィルタリングソフト。キヤノンSOLがSolaris向けとして開発し、NECソフトの協力を得てLinuxに移植した。対応OSは、Solaris 8/9/10(Intel版Solarisには非対応)、Red Hat Enterprise Linux AS/ES、Turbolinux、MIRACLE LINUXとなる。
GUARDIANSUITEは、GUARDIANWALLとWEBGUARDIANを統合管理するためのソフトツール。メール送受信、掲示板やブログへの書き込み、ウェブサイトへのアクセスを制御、記録、分析し、「情報漏えいのリスクを低減し、企業コンプライアンスを推進する」(両社)という。最新版に搭載した主な新機能は以下の通り。
- トランザクション監査
- 管理者オペレーション監査
- 統計情報
- 個人情報検査
- LDAP対応管理アカウント
- 強化版アカウント・パスワード管理
- 強化版スケジューラ
また、最新版のリリースにともない、これまでオプション製品として販売していた全文検索機能付き保存メール管理システムを標準搭載する「Advancedモデル」と、同システムを搭載しない「Standardモデル」という2モデルに分ける。各製品・モデルの価格と年間保守料金は以下の通り(金額はいずれも税別)。
- GUARDIANWALL Standardモデル
価格:96万円から 保守料金:14万円から - GUARDIANWALL Advancedモデル
価格:130万円から 保守料金:18万円から - GUARDIANSUITE Standardモデル
価格:162万9000円から 保守料金:24万4350円から - GUARDIANSUITE Advancedモデル
価格:193万5000円から 保守料金:27万6750円から
キヤノンSOLとNECソフトでは、GUARDIANWALLとGUARDIANSUITEを合わせて、販売開始から3年で1000社への導入を目指す。