コグノスはこのほど、東芝テックがグローバルな情報共有のために同社製品の導入を決定し、2008年度までに画像情報通信カンパニーの全グループでビジネスインテリジェンス(BI)システムを稼動する予定だと発表した。
東芝テックの画像情報通信カンパニーのBI導入は、グローバルSCM構築の一環。従来、ERPからPCサーバにデータを転送し、スタッフがPC上でExcelを操作してデータ加工していたが、この作業を多次元データ分析の可能なBI製品によって置き換える狙いだ。
採用前に、複数のBI製品を実機環境でテストし、約40項目における比較の結果、最高得点となったコグノス製品の導入を決定。2005年にグローバルな導入の契約を締結した。
現在、東芝テックではコグノス製品を利用したSCM構築により、グローバルな在庫管理や売上情報などを共有しているという。今後は、アフターセールス統括部におけるサポート情報や品質保証統括部におけるクレーム情報などの共有・分析にも展開される予定だ。