SAPジャパンは3月5日、日本科学未来館(東京都江東区)で2007年3月4日に開催された2006年度全国大会「ファーストレゴリーグジャパンオープン NANO QUEST」に、SAP社員がコーチ役をつとめる2チームが出場し好成績を収めたことを発表した。
同社は2005年より、米非営利団体「FIRST(For Inspiration and Recognition of Science and Technology)」およびThe LEGO Groupが実践的なロボット工学プログラムとして展開する世界最大級のロボット競技会「FIRST LEGO League(ファーストレゴリーグ)」に挑戦する子どもたちを支援している。
SAPが支援する東京のチーム「Edisons(エジソンズ)」は、全8部門のうち「ディレクターズ賞 for Europe」「トータルプレゼンテーション賞」「リサーチプレゼンテーション賞」の3部門を受賞。2007年5月16日〜21日の期間にノルウェーで開催されるヨーロッパ大会に進出する。また、初出場となる大阪のチーム「Passion Girls(パッションガールズ)」も「テクニカルプレゼンテーション賞」を受賞した。
FIRST LEGO Leagueは、9才から15才(ヨーロッパでは10才から16才)の子どもたちが3人から10人のチームを組み、2分30秒の制限時間内に与えられたミッションを達成していく「ロボット競技」部門と「リサーチ」「テクニカル」「チームワーク」からなる「プレゼンテーション」部門が実施され、上位4チームが世界大会に出場する。
今年度のテーマは、「Nano Quest(ナノクエスト)」。エジソンズは「ナノテクノロジを使った二酸化炭素削減&地球温暖化対策」をテーマに、燃料電池や環境に優しいエタノールを使ったハイブリッドカー、二酸化炭素を排出せずに水素を発生させる工場の仕組みなどを提案。パッションガールズは、最も身近な分野で「ナノテクノロジを利用した化粧品」をテーマに「プラチナナノコロイド」を利用した基礎化粧品を提案した。