米Avayaは米国時間3月5日、新ソリューション「Communications Enabled Business Process(CEBP)」を発表した。
CEBPは同社のコミュニケーション・アプリケーションをビジネスプロセスに組み込むことで、ビジネスの遂行に必要とされる関係者とのコミュニケーションの自動化と管理を支援するというもの。企業の業務を効率化し、従業員の生産性と顧客満足度を向上するという。
今回のソリューションは、新ソフトウェア「Avaya Communications Process Manager」と、インテグレーションや遠隔監視サービスといったCEBPソリューション向けの新コンサルティングを提供する「Avaya Global Services」から構成される。
中枢となるCommunications Process Managerは、ビジネスプロセスの中で発生する情報の分析やイベントの予測・検出、適切な関係者の自動的な召集、関係者間でのマルチチャネルのコミュニケーションの調整などのコミュニケーションを管理し、問題解決を支援する。オプションのEvent Processorを利用すると、情報を継続的にモニタリングすることで、重要なイベントを検出し、それを受けてアラートを発することができる。
CEBPソリューションはSCM(サプライチェーン管理)やトランザクション処理、品質管理など、あらゆるビジネスプロセスを改善できるという。たとえばメーカーであれば、同ソリューションを品質上の問題を顧客に影響を与える前の段階で早期に発見するために利用できるとしている。
CEBPソリューションが問題を発見すると、自動的に品質保証担当やエンジニア、管理者などの関係者に携帯電話、デスクの電話、メール、インスタントメッセージなど、あらゆるコミュニケーション手段で連絡する。これにより関係者は電話会議に招集され、業務を完結させることを求められる。また品質が改善されたことを立証するため、各関係者の対応状況も追跡することができるという。