システム構築のサイオステクノロジーは3月12日、Solaris/SPARCサーバ上のアプリケーションソフトをLinuxサーバへ移行する新サービス「Virtual LSS Solaris 2 Linux」を同日より開始すると発表した。米Transitiveの移行支援ソフト「QuickTransit」を利用。低コスト、短期間での乗り換えを可能にするという。
Virtual LSS Solaris 2 Linuxは、Solaris/SPARCサーバの診断と、Linuxサーバへの移行の2段階に分けて提供する。
診断サービスでは、顧客企業が使っているアプリケーションの情報や、既存の動作環境について聞き取りを実施。サイオスの用意したLinuxサーバへ移行を試み、事前検証結果の一次レポートを作成する。この段階で動作不能と判断した場合、原因を調査し、追加料金で対策の立案を行う。
移行サービスでは、Red Hat Enterprise Linux基盤のサーバ環境構築と初期設定を実施。QuickTransitでアプリケーションを移行させ、そのレポートを作成する。なお診断サービスで動作不能と判断した場合は、環境のカスタマイズ後に移行させる。
このほか大規模システム向けに、コンサルティングや移行計画の策定、作業完了後の運用、保守も請け負う。
料金は診断サービスが10万円から、移行サービスが20万円から。診断、移行に加えコンサルティングなどを提供する大規模システム向けサービスが50万円からとしている。