--でも、実際にはそうしないんでしょう?
そうしないのがふつうだ。
--その理由は予測がつくね。
2つのことが考えられる。サービスプロバイダはこういった方法論を持たないかもしれず、少なくとも測定に関しては、「フォーナイン」(0.9999)または「ファイブナイン」(0.99999)などの別の用語を使う傾向がある。または、ダウンタイムのように変動のあるものについては、シックスシグマやファイブナインをあえて約束することはしないだろう。
(ついでに言えば、1年を365日とすると、ダウンタイムはシックスシグマだと1分47秒、ファイブナインだと5分15秒になる)
--シックスシグマの方法論は、どのぐらい細かく書かれているの?
かなり詳細なものだ。ここでは深く掘り下げた説明はしないが、大枠となる5つの主なステージとして、定義(Define)、測定(Measure)、分析(Analyse)、改善(Improve)、コントロール(Control)がある。
ここからさらに詳細な項目に入るんだけど、すべての項目が単純明快なものでもないが、そうかと言って従来の型を大きく外れるものばかりでもない。理解するのに少し苦労するかもしれない。
--了解。詳しい情報はどこにあるの?
情報はいろいろな場所にある。Wikipedia(日本語版はこちら)がとても参考になるが、このサイトも「シックスシグマはウソかホントか?」といった意見調査もあって、「シックスシグマとは何か」を独自に定義したページがある。GEのこのサイト(日本語版はこちら)も、よくまとめられてある。
--ところで、あなたはシックスシグマの専門家なの?
そうではないが、シックスシグマには専門家もいて、その人のレベルによって、グリーンベルト、ブラックベルト、マスターブラックベルトという3段階がある。ブラックベルト(黒帯)といっても格闘技とは関係ないからね、念のため。