IT専門調査会社のIDC Japanはこのほど、2006年の国内PC市場実績について発表した。
同調査によると、2006年の出荷台数は前年比2.3%減の1428万台。年末商戦時にWindows Vista待ちによる買い控えが起きたことが響き、家庭市場は前年比5.9%減の533万台と減少している。
ビジネス市場は、2005年以降に大企業において見られたリプレース需要の一巡による成長鈍化が2006年後半より中小企業においても見られるようになっているものの、前年比0.1%減にとどまった。
ベンダー別では、デルの前年比12.8%増が目立った。シェアも14.2%へと1.9ポイント伸ばしている。また、ソニーや東芝も2006年前半に家庭市場での販売が好調だったことなどから成長率、シェアともに伸ばしているという。
IDC Japanでは、Windows Vista搭載モデルが浸透する2007年の国内PC市場について、前年比1.9%増の1455万台と予測している。