インターネットセキュリティシステムズ(ISS)は4月2日、大規模メールシステム向けセキュリティアプライアンス製品「Proventia Network Mail Security System」の販売を開始した。価格は2500ユーザーで317万円から。別途、保守契約が必要となる。
Proventia Network Mailは、サービスプロバイダ向けに設計した製品という。対応ユーザー数は、最大数万人まで拡張できる。スパム対策機能、ウイルス対策機能、侵入防止システム(IPS)を組み合わせ、外部の攻撃などからメールシステムを守る。
スパム判定用データベースは、毎日8回更新する。さらに、ベイジアンフィルタ、ヒューリスティクスといった複数の解析手法を利用することで、スパムメールの駆除を図る。ISSでは、「日本語などのダブルバイト文字や、画像埋め込み型のスパムに対しても高い検出率を示す」としている。
また、同アプライアンスに搭載したウイルス対策機能は、未知のウイルスの93%以上を検出可能という。既知ウイルスに対しては、定義ファイルによる検出も併用する。