SAPジャパン、内部統制評価プロセスの自動化・効率化ソフトを出荷

CNET Japan Staff

2007-04-04 20:03

 SAPジャパンは4月4日、企業が内部統制の評価プロセスを自動化・効率化するためのソフトウェア「SAP GRC Process Control」日本語版の出荷を開始した。

 GRC Process Controlは、SAP ERPをはじめとするビジネスアプリケーションの統制向け設定が文書化したルール通りになっているかどうかを自動的にチェック、テストするツール。

 たとえば、「受注伝票登録時に、必ず受注先の与信限度をチェックする」という統制ルールがあるとした場合、受注伝票登録を実行するERP内において、「与信限度をチェックする」という設定がなされている必要がある。これまでは、担当者が直接ERPの設定を確認する必要があったが、GRC Process Controlが自動的にチェックし、設定に不備があれば自動的に担当者に通知する。

 このほかにもRCM(リスクコントロールマトリックス)作成、サーベイ管理、課題管理、モニタリング、経営者によるサインオフといった機能で、企業の内部統制プロジェクト全般をカバーするという。

 同製品は、SAP NetWeaver上で稼動し、同社の包括的なコンプライアンス対応/リスクマネジメント製品「SAP Solutions for GRC(ガバナンス、リスク、コンプライアンス)」ソリューションの中核的製品となる。システムの職務分掌(SoD)管理を強化する「SAP GRC Access Control」とシームレスに連携できるという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    2025年はクラウドを標的にする攻撃が増加!?調査レポートに見る、今後警戒すべき攻撃トレンド

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. ビジネスアプリケーション

    業務マニュアル作成の課題を一気に解決へ─AIが実現する確認と修正だけで完了する新たなアプローチ

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. 経営

    プロが教える“使える業務マニュアル”--作成・運用を実現する3つのポイント

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]