ネットワールドは4月5日、PCなどの端末とVMwareの仮想デスクトップインフラストラクチャ(Virtual Desktop Infrastructure:VDI)上で稼動する個人の仮想マシンの接続を管理する「VMconnector」(アイベクス製)の販売を開始した。
VDIを使用すると、操作性、管理性、総所有コスト(TCO)、柔軟性を最適化するシンクライアント基盤を構築できる。完全なデスクトップ環境がデータセンターサーバの仮想マシン上で動作し、エンドユーザーは企業ネットワーク内の任意のPCからこのデスクトップ環境にアクセスできるという。
これにより、デスクトップのコンピューティングリソースとデータをITで一元管理し、仮想マシンを統合し、データセンター全体のリソース使用率を最適化できるという。また、エンドユーザーは、任意のクライアントを使用してどこからでも完全なデスクトップ環境にアクセスできる柔軟性を得られるとしている。
VMconnectorを使用すると、IPアドレスなどの詳細な接続情報と知識がなくても、容易な操作でユーザーが「自分のPC」に接続できるという。仮想マシンイメージの自動起動機能を搭載し、起動サーバも自動調整する。
製品は、ハードウェアアプライアンスと、仮想アプライアンスの2種類。4月末に出荷する。価格は、仮想アプライアンスが1ユーザーあたり9800円。ハードウエアの価格は未定。