セールスフォース・ドットコムは4月11日、企業内のあらゆる情報をオンデマンドで管理・共有する新プラットフォーム「Apex Content」を発表した。
Apex Contentは、Salesforceプラットフォームを拡張し、Web 2.0を利用したコンテンツベースのオンデマンドアプリケーションを作成するための新たなプラットフォーム機能を提供する。
新プラットフォームの提供で同社は、オフィス文書やHTML、映像/音声ファイル、メールといった非構造化データのプラットフォームサービスに踏み出すことになる。開発者は、コンプライアンスや臨床試験、デジタル資産管理などを目的としたコンテンツアプリケーションを作成することができるようになるという。
機能面では、ワークスペース管理の「Workspace Management」、バージョン管理やイベント記録などの「Library Services」、コンテンツを分類する「Content Classification Schema」、リッチ検索インデックスを作成する「Full Text Index」、およびワークフロー機能「Workflow」などが搭載される。
また同社は、Apex Contentをベースに開発したアプリケーション「Salesforce ContentExchange」も発表した。同アプリケーションでは、ドキュメントやメール、HTMLで使われている企業情報の保存、共有、検索、管理を支援する。
価格は2007年後半に発表予定。