富士通、メインフレームOSとオープンOSが並行稼働できる基幹IAサーバを開発中

藤本京子(編集部)

2007-04-27 22:16

 富士通は4月27日、基幹IAサーバ「PRIMEQUEST」のラインナップの1つとして、同社の中型メインフレーム用OS「OSIV/XSP」と、LinuxまたはMicrosoft Windows Serverが1台の筐体内で並行稼働できるモデルの開発に取り組んでいることを明らかにした。

 同社がこうしたサーバの開発を進めるのは、メインフレームの資産をオープンサーバで稼働させたいというニーズが高まっているためだ。このモデルは、2008年度上期中に出荷を予定している。

 新モデルは、PRIMEQUESTをベースに、中型メインフレーム用OSのOSIV/XSPと、インテルのItanium 2プロセッサ対応のLinuxまたはWindows Serverが、同一のCPUアーキテクチャー上で並行稼働する。また、メインフレームとオープンサーバ両方のI/O装置が接続可能となる。

 このモデルにより、メインフレームシステムとオープンシステムを一定期間並行運用しながら、メインフレーム資産を段階的にオープン化できる。オープン化完了後は、メインフレーム資産を稼働させていたCPUやメモリなどのリソースをオープン資産向けに転用できる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]