日商エレクトロニクスは5月18日、国土交通省と米国の国土安全保障省(DHS)が実施中の海上貨物追跡タグシステム実証実験において、機器評価やインフラ構築/運用で協力していると発表した。
この実験は、DHSが検討中の海上コンテナ向けセキュリティ技術「Marine Asset Tag Tracking System(MATTS)」の検証などを行うもの。海上輸送コンテナに無線ICタグを取り付け、地球規模のコンテナ追跡を可能にするという。
米国の船会社American President Linesが協力し、横浜港のターミナルからカリフォルニア州サンペドロ港を経由し、イリノイ州シカゴまでのコンテナ輸送で実験する。すでに第1回の輸送を4月28日に開始し、8月ごろに実験を終える予定。
日商エレクトロニクスは、日本側の機器評価、ネットワーク/管理用サーバといったインフラの構築および運用で協力する。