リコーソフトウエアは、リコーグループ内に提供してきたeラーニングシステムを商品化し、6月15日より「Learn@Stage」として外部企業に発売する。リコーの国内関連会社91社、延べ26万人の従業員に対する実践ノウハウをもとに、システム企画、設計、開発、導入、運用管理を一貫して行う。
Learn@Stageは、ウェブブラウザを利用したサーバ/クライアント型のeラーニングシステムで、従業員が数百人規模の企業から、数万人規模の企業グループにまで対応する。国際規格SCORM2004に準拠した学習管理システム(LMS)を搭載。多段階で管理者権限を設定し、従業員の成績を「グループ会社すべて」「会社ごと」「所属部署ごと」といった単位で管理できる。
またグループ内の人事異動に伴う学習履歴の自動引き継ぎ、退職や現場復帰にあわせた学習履歴の停止/復活など、人事管理と連携した機能も備える。
学習コンテンツとしては、情報セキュリティ管理システム(ISMS)やインサイダー取引に関するものをあらかじめ用意する。顧客の要望に応じて、ストーリー性を持たせたりロールプレイの要素を取り入れたコンテンツも提供する。
動作環境はサーバ側のOSがWindows Server 2003、クライアント側はWindows 2000 ProfessionalおよびXP。対応ウェブブラウザはInternet Explorer 6.0/7.0またはFireFox 2.0。価格は企業グループ全体でのサーバライセンスが税別300万円。企画から保守までの一貫サービスは個別見積りで提供する。リコーソフトは初年度100社への販売を目指す。