Web IDE AptanaのAdobe AIR対応を試す - (page 4)

竹添直樹(NTTデータ先端技術)

2007-07-03 15:35

AIRのAPIを使用する

 AIRはHTMLのレンダリングエンジンとしてWebKitを採用しており、通常のWebアプリケーションと同等の表現力を備えたアプリケーションを開発することが可能だ。もちろんAjaxや既存のJavaScriptライブラリを利用することもできる。

 また、AIRはクライアントPC上のアプリケーションとして動作するため、ローカルファイルシステムへのアクセスなど、これまでのWebアプリケーションでは不可能だった処理を行うことができる。これらの機能はAIR独自のAPIとして提供されており、JavaScriptから利用することができる。AptanaではAIR独自のAPIについてもコード補完を行うことができるようになっている。

図 11: AIRのAPIをコード補完 図 11: AIRのAPIをコード補完

AIRアプリケーションのエクスポート

 最後に作成したAIRアプリケーションを配布可能な形でエクスポートしてみよう。プロジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから「エクスポート」を選択する。エクスポート用のダイアログが表示されるので「Adobe AIR」→「Adobe AIR Package」を選択して「次へ」をクリックする。すると以下のようなウィザードが表示されるはずだ。

図 12: Adobe AIR Packageウィザード 図 12: Adobe AIR Packageウィザード

 パッケージングするリソースやエクスポート先などを選択して「終了」をクリックするとairファイルが生成される。AIRランタイムがインストールされた環境であればこのairファイルをダブルクリックすることでアプリケーションをインストールすることができる。

図 13: AIRアプリケーションのインストール 図 13: AIRアプリケーションのインストール

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