AIRのAPIを使用する
AIRはHTMLのレンダリングエンジンとしてWebKitを採用しており、通常のWebアプリケーションと同等の表現力を備えたアプリケーションを開発することが可能だ。もちろんAjaxや既存のJavaScriptライブラリを利用することもできる。
また、AIRはクライアントPC上のアプリケーションとして動作するため、ローカルファイルシステムへのアクセスなど、これまでのWebアプリケーションでは不可能だった処理を行うことができる。これらの機能はAIR独自のAPIとして提供されており、JavaScriptから利用することができる。AptanaではAIR独自のAPIについてもコード補完を行うことができるようになっている。
AIRアプリケーションのエクスポート
最後に作成したAIRアプリケーションを配布可能な形でエクスポートしてみよう。プロジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから「エクスポート」を選択する。エクスポート用のダイアログが表示されるので「Adobe AIR」→「Adobe AIR Package」を選択して「次へ」をクリックする。すると以下のようなウィザードが表示されるはずだ。
パッケージングするリソースやエクスポート先などを選択して「終了」をクリックするとairファイルが生成される。AIRランタイムがインストールされた環境であればこのairファイルをダブルクリックすることでアプリケーションをインストールすることができる。