カネ、ヒト、時間いらずのIT内部統制--第7章:リスク対策のために(準備編)

木村尚義 2007年07月09日 20時56分

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 夏と冬は、多くの会社にとって「ボーナス」支給の季節である。もちろん例外もあるだろうが、ほとんどの社員にとっては、普段の給料とは別の臨時収入であり、喜びも格別だ。ボーナスをあてにして、ローンを組んでしまっている人もいるだろう。かくして会社は、普段の給料とは体系の異なる金額の計算に銀行振り込みなど、それなりの苦労をしつつ、晴れて無事にボーナスを支給するのである。

悪夢! 社員の給料が払えない?

 従業員が少ない会社では、1台のPCに全社員の給与データを入れておくことが多い。PCに詳しい社長だと、自分のノートPCに会社の機密情報をすべて入れて、持ち歩いていることもある。

 さて、そんなある日のこと、振り込み日を目前にして社長のPCの調子がおかしくなった。異音がして、データが読めない。このままでは、社員に給料が期日通りに支払えない……。あぁ。

 こんな悪夢を実際に体験した社長は、何人もいる。

 大方のケースにおいては、辛うじてプリントアウトしていた控えから、給与データを再入力したり、たまたま、CD-Rに保管していたデータを再生したりして切り抜けたりする。

 こうして、一度痛い目に遭った人は、データの「バックアップ」を一時頻繁に取るようになる。されど、人間は忘れっぽい動物である。「のど元過ぎれば」なんとやらで、しばらくすればバックアップの習慣などはケロリと忘れてしまうのもまた事実である。

Windows標準の機能でもバックアップは自動化できる

 Windowsに標準で搭載されているバックアップ機能は、一度設定しておけば、以後、全自動で実行される。

 たとえば、毎週日曜日の午前2時に設定しておけば、その最終バックアップまでの1週間分のデータは保全される。それ以外にも1時間ごと、毎日、2週間ごと、毎週、毎月といったバックアップの時間間隔を好きなように選べる。

 だからといって必要以上に頻繁にバックアップをとれば、その分バックアップファイルが増え、管理にも手間もかかる。果たして、「最も合理的なバックアップ周期」は、どのようにして割り出すべきだろうか?

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