Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その20:スクリプトの構造--テクスチャアニメーション1 - (page 3)

大槻透世二(サイバーアドベンチャー株式会社)

2007-08-02 08:00

 そして、今回も紫色部分の「default { }」と水色部分「state_entry( )」が登場した。詳しくは別の機会にやはり譲るが、少しだけ説明すると、「default { }」は「ステート(状態)」、「state_entry( )」は「イベント(出来事)」を表している。

LSL用Wikiサイトを使ったスクリプト解読

 それでは、テクスチャアニメーションの1行スクリプトの内容を見てみよう。そのためには欠かせないツールがある。それは、日本語版「LSL Wiki」と「LSL Portal」だ。日本語版LSL Wikiでは、英語のWikiサイトであるLSL Portalの一部が日本語化されている。ちなみに、「LSL」というのは、「Linden Scripting Language(リンデン・スクリプティング・ラングウェッジ)」の略だ。

 これらのWikiでは、LSLに関する情報が文書化されており、スクリプトを作成する場合に参照可能だ。シーズン2では、これらのサイトを参考にしながら解説を進めるので、一度アクセスしてみてほしい。

 では、早速だが、テクスチャアニメーションで使われている「llSetTextureAnim( )」を日本語版LSL Wikiで試しに検索してみよう。「 ll 」というのは「Linden Library」の略で、Linden Labが用意した関数という意味だ。そのため、検索の対象としては、この「 ll 」が付いている紫色の文字列が相応しい。

 検索すると、以下のような結果が得られる。

検索結果

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