Second Life 新世界的ものづくりのススメ--その36:エンジン5

大槻透世二(サイバーアドベンチャー)

2008-01-31 08:00

(前回よりつづく)

「なに言ってんだよ、さくらこそ遊んでばっかりじゃないか」
俺は突然のさくらの急変に少し怒ったそぶりを見せた。
しかしそんな俺にお構いなく、さくらはしゃべり出した。

「そっちこそなに言ってんのよ、ここに来たのはなんのためだと思ってんのよ。あたしたちにはこのプロジェクトを成功させる使命があるでしょ。」
俺の顔がどう見えたかは知らない、だが、確実に足取りが重くなったことは事実だ。

さくらはそんな俺の表情を気にもせず続ける。
「その使命のために、私の貴重な時間を投資してあげてるんだから。」

と、あくまでも、あまり優しさの感じられない言動は昔のままだ。
そんな変わらないさくらだから、今も普通につきあえてるんだけど。

「さっそくだけど、問題です。企業のブランド戦略で一番大切なことはなんでしょう」
俺はいちおう考えるふりをする・・・。

……続きは、ブログ『「Second Love Story」〜あの頃の僕たちに〜』へ。

前回の復習

 前回は、エンジンスクリプトを構成する次の4イベントのうち、1の「state_entry ()」イベント部分の③〜⑨ブロックを解説しながら、エンジンスクリプトの中心部分である「偏向」「摩擦」「減衰率」や「直線速度」「角速度」といった要素を勉強した。そこには物理用語がでてきたが、掲載した図によって概念的に理解できたと思う。これで「state_entry ()」イベント部分が終了した。

  1. 「state_entry ()」イベント
  2. 「changed ()」イベント
  3. 「run_time_permissions ()」イベント
  4. 「control ()」イベント

 今回は、次の「changed()」イベント部分を解説しよう。ここではもっとも一般的な「if〜else」という構文がでてくる。「if〜else」とは、中学校の英語でも習うが、直訳すると「もし〜ならA、他ならB」というような意味となる。

2.「changed()」イベント

 「chenged()」イベントは次のようになっている(イベントについては、第26回参照)。まず全体を見てみよう。

「changed()」イベント ※クリックすると図全体が見られます

 このイベントをよく見ると、下図のように「if〜else」によって分けられている。

「changed()」イベントの構成 ※クリックすると図全体が見られます

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    Microsoft Copilot for Security--DXをまい進する三井物産が選んだ理由

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]