SRA、実行基盤と開発基盤からなるSOA基盤の新版「ASIMA 2.0」を公開

田中好伸(編集部)

2007-08-02 18:39

 SRAは8月2日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)基盤「ASIMA」の新版となる2.0をオープンソースソフトウェア(OSS)として公開することを発表した。

 ASIMA 2.0は、SOAの実行基盤の「ASIMA SERVER」とSOAの開発基盤「ASIMA IDE」で構成されている。新版の2.0では以下のような改良を行っている。既存のコンポーネントについても最新版に更新しているという。

  • DIコンテナ「Apache Geronimo」採用でJ2EEの主機能を提供
  • Geronimo管理コンソールによる管理機能
  • Geronimoの、SOAを監視・管理する技術「Java Management Extensions」(JME)によるモニタリング機能
  • JavaとXML技術に基づいたWebサービスのフレームワークである「Axis2」採用で、性能向上とWebサービス記述言語「WSDL-2.0」への対応
  • 開発環境に「Eclipse 3.3」とJavaプロジェクト管理ツール「Maven 2.0」を採用

 OSSで構成されるASIMA 2.0は、年間サポート費用(税別)が1サーバあたり20万円と安価であり、SOAの各種標準機能を実装することで、SOAで問題となりやすい相互接続性を重視している。同社では今後、ビジネスプロセス管理(BPM)の導入、認証、ユーザー管理などのサービスを追加していくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]