バラクーダネットワークスは、ZIP圧縮ファイルのスパムに対応可能な新技術を同社のアンチスパムアプライアンス「Barracuda Spam Firewall」に導入したと発表した。
この技術により、7月以降に増加傾向を見せているテキストやExcel、PDFファイルなどをZIP圧縮した最新の株価操作「pump-and-dump」スパムを効果的に防御することが可能になったという。
同社製品では、2006年に流行した、既存のボットネットによるPDFや画像スパム攻撃を無力化するための「バラクーダレピュテーション解析」と呼ばれる技術を既に実装している。
今回発表された新技術では、圧縮ファイルスパムへの対抗策として、より正確なスパムスコアリングエンジンによって構成される包括的なスキャンアプローチを採用することで、圧縮ファイルに埋め込まれたスパム手法の特定を可能にしているという。