小規模企業のサーバ投資、2006年に前年比60.1%の大幅増--IDC調べ

吉澤亨史 2007年10月02日 20時46分

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 IDC Japanは10月2日、2006年の国内ユーザーのサーバ投資動向を発表した。発表によると、産業分野では「一般サービス業」におけるサーバ投資が前年比で23.1%と最も成長した。また、企業規模別では「小企業」が前年比60.1%増とサーバ投資を大幅に伸ばした。

 一般サービス業には、中小企業や地方企業など景気拡大の恩恵を受けにくい企業を多く含まれている。2006年にはこれらの企業にも景気拡大の波が及び、サーバ投資を押し上げたとしている。

 一般サービス業に次いで「金融業」が前年比14.7%増と高い伸びをみせている。2005年の終わりから2006年のはじめにかけて、証券業界で障害対策や取引量の増大が問題となったことからシステム増強が相次ぎ、サーバ投資が伸びたとしている。

 企業規模別に見ると、従業員「100人未満」の小企業が前年比60.1%増とサーバ投資を大幅に伸ばしている。小企業の場合、2005年に景気拡大の恩恵を受ける企業が限定的だった。このため、小企業全体のサーバ投資は低く抑えられていた。

 これに対し、2006年は景気拡大の恩恵を受ける企業が大幅に増加。このことから、小企業全体のサーバ投資が増加したと説明している。

 2007度の投資意欲では、サーバ投資を「増加予定」の企業は20.7%で、2005年に比べて4.9ポイント減少。「当年度並み」や「減少予定」の割合は変わっていない。一方「未定」の割合は、2005年に比べて増加している。

 IDC Japan サーバ シニアマーケットアナリストである唐澤正道氏は、「2006年は景気の拡大は続いたものの、いくつかの経済指標が悪化した。このような経済情勢を受けて、積極投資派が減少し、投資態度を保留する企業が増えたものと見られる」と述べている。

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