Joda-Timeプロジェクトは10月29日、Javaの日時関連クラスの代替となるライブラリ「Joda-Time」の新バージョン「Joda-Time 1.5」をリリースした。
Joda-Timeは、Javaの日付や時刻を扱うクラスの代替となるライブラリ。JavaのDateクラスやCalendarクラスはさまざまな設計上の問題を抱えており、パフォーマンスにも問題がある。Joda-Timeはそれらの問題点を解決するために開発されたという。
Joda-Timeはシンプルな設計を保ちつつも、多数の暦や、タイムゾーン、期間の表現、書式出力、文字列のパースといった機能をサポートしている。また、機能の拡張も簡単に行えるという。
今回リリースされた新バージョンでは、午前0時が存在しないタイムゾーンを正しく扱えるようになったほか、期間に関するクラスにも多数の新しいメソッドが追加され、他の表現への変換が行いやすくなった。また、夏時間や冬時間の判別も簡単になった。
なお、今回のリリースとは別にJoda-TimeをJDKに含めようとする動きがあり、JSR-310(Java Specification Request 310)として議論されている。