CouchDBプロジェクトは11月16日、ドキュメント指向のデータベース「CouchDB」の新バージョン「CouchDB 0.7.0」をリリースした。
CouchDBは、ドキュメント指向の非リレーショナルデータベース管理サーバ。REST風のJSONを用いたAPIでアクセスすることができ、スキーマのないフラットなアドレス空間に格納された文書を、クエリを用いて取り出すことが可能だ。リレーショナルデータベースやオブジェクト指向データベースの代替とはならず、データベースのサイズも現在は最大2ギガバイトまでという制約もあるが、バグ追跡システムや、TODOリスト、ヘルプシステムなどを開発する際に利用できるとしている。
今回リリースされた新バージョンでは、XMLではなくREST風APIを用いてアクセスすることが可能になったほか、管理インタフェースが組み込まれた。また、Luceneを用いた全文検索が試験的に実装された。
なお、CouchDBはまだアルファ段階のソフトウェアであるため、仕様は今後変更される可能性があるとしている。