ニューヨークタイムズは、中国から米国をサイバー攻撃するレポートを入手したと伝えています。そのレポートは米国土安全保障省のコンピュータ セキュリティ対策機関US-CERTによるものです。そのレポートによると、中国のIPアドレスから、オークリッジ国立研究所の職員を標的にしています。同研究所ではエネルギー関連のみならず、ナノテクノロジーや医療用アイソトープの製造も行っています。
巧妙に細工された7種類におよぶEメールを、従業員を含む研究所内のアドレスに送るという攻撃が行われました。そのメールに促され、添付ファイルを開いたり、リンクをクリックしたりしてしまうと、情報を盗むトロイの木馬が実行されるのです。