#7:ベンチマークテストを行う
少し時間をとり、パフォーマンスモニタと基礎統計情報を準備しておこう。そうすれば、必要になったときにデータを簡単に取得することができるようになる。普段ほど忙しくない期間に準備作業を行っておくことで、その結果をレビューする機会が得られるはずだ。そしてこういったツールは、通常レベルで稼働している週にも実行し、結果を比較するようにしておこう。パフォーマンス上の問題が発生している最中の状態は問題解決にあまり役に立たないため、ベンチマークがパフォーマンス問題のトラブルシューティングにおいて非常に役に立つはずである。
#8:自己学習を行う
自己学習は気軽に、そしてひとりで静かに行えるうえに、何よりも自身の都合に合わせて行うことができる。それほど忙しくない休暇期間中は、トレーニングという観点から新たなソリューションに目を向けたり、古い知識を最新のもので置き換えたり、普段の作業に対してさまざまなアプローチを検討してみたりするうえで、非常に良いチャンスである。
例
手始めとしてMicrosoft Virtual Labsがお薦めである。同サイトでは、大半のMicrosoft製品に関する有益なリソースがオンラインで提供されている。またここでは、仮想システムに接続し、まとまった計画や練習問題に沿ってタスクを実行することができる。これは、実装を検討しているソリューションを直接確かめるための優れた方法なのである。
#9:日常業務についてお互いにトレーニングを実施する
普段は専任の担当者が1人で行っている作業で、それほど複雑ではないものについて、誰か他の人にトレーニングを実施してみてはどうだろうか。このことは、何らかの理由で担当者が不在となった状況において非常に役に立つ。また、トレーニングを行うために、より正式な手順を決めることで、その作業がいつも正しく行われることを保証することができるようになる。
#10:P2Vマイグレーション(物理マシンから仮想マシンへの移行)を行う
必要なマイグレーションを行うためのシステム停止を予定するには、あまり忙しくない年末最終週が非常に適している。P2Vの手順でとるアプローチによっては、マイグレーション候補となるマシンを停止させる必要があるかもしれない。気がはやるあまり、物理システムを早く停止しすぎないように--業務の状態によっては、停止時期が早すぎるとシステムを元通りに戻す必要が出てくるかもしれないからだ。